初公判の清原被告のニュースを見て思ったこと
こんばんは!葉菜です。
昨日は清原被告の初公判が東京地裁で行われました。
20席の傍聴席に3769人が集まり、倍率が188倍だとか!さすがの人気です。
検察側は2年半の実刑判決を求刑しているようですね。判決は31日だとか。
どうなるか、私もとても気になっています。
さて、昨日の初公判での清原被告の言動に対して、著名人がコメントされています。
私が見た限りでは、その多くは「残念」といったマイナスのコメントのようです。
例えばこんな感じです。↓
尾木直樹氏が清原和博被告の陳述にガックリ 「ありきたりで情緒的」 (2016年5月17日掲載) - ライブドアニュース
イチ心理士の葉菜としては、「素直に発言されている」と感じ、がっかりや残念といった思いはしませんでした。みなさんはどうでしたでしょうか?
今日は、昨日の初公判の清原選手のニュースを見て思ったことを書いてみます。
テレビからの情報をもとに書いているので、その点をご理解いただけたらと思います。
勝手に期待しすぎでは?
マイナスなコメントの数々を見て、逆に私は「勝手に期待し過ぎでは?」と思いました。2月2日に逮捕されて3月17日に保釈されました。そして昨日5月17日の初公判。保釈後2か月は、どこかの総合病院で糖尿病の治療を受けていたと聞きます。
要するに本格的な精神面の治療はほとんど行われていないわけです。睡眠導入剤や薬物離脱後の精神不安定に対して、何らかの精神科薬は処方されているかもしれませんが。
薬物依存の面がほぼ未治療の段階で、著名な方々が期待するようなことを言う方がよっぽど怪しいと思うのです。薬物からの脱却は、そう簡単なものではないと思います。
私は昨日の清原被告のニュースを見て
「本人が自身で出来る内省(自己を振り返ること)の限界なのだろう」
と思いました。薬物の長期使用による脳のダメージが手伝っている可能性も十分考えられます。薬物の使用期間が長ければ長いほど、以前の姿である「元プロ野球選手 清原和博」に戻ることは難しくなると思います。
あの姿が、清原被告の本当の姿なのかもしれません。
こんな記事があります。国立精神・神経医療研究センターの松本先生のインタビューです。
国立精神・神経医療研究センター・松本俊彦医師が語る清原被告の「治療と更正」 – FRIDAYデジタル
この記事に書かれているとおり、「こんなことで再使用(スリップ)したくなっちゃうの?」というくらいの刺激物で、スリップしたくなってしまうらしいです。こう考えると、街中刺激物だらけになりますね。
こういう点からも、薬物依存からの更生の難しさが伝わってきます。
清原被告の社会復帰のカギは、マスコミや一般市民にもある?
ただでさえ刺激だらけの日常生活に加えて、清原被告の場合は「周りからの期待」が物凄くあるわけです。「前のキヨに戻ってほしい。」そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
期待は時には嬉しいものですが、はやり大きなプレッシャーになります。
ただでさえ周囲の期待に応えようと、自分を無理に大きく見せたり虚勢を張ってしまうような性格のようなので、さらに更生が茨の道ではないか・・・と勝手に思っています。
そう考えると、本当に清原被告に更生してほしいと願うのであれば、彼の一挙手一投足を報道しそれに対してコメントするのではなく、良い意味でそっと静かにしてあげることが良いのではないか…と思う私なのです。
でもこれは現実的ではないですね。
清原被告は執行猶予が付いた場合、保護観察を希望していると聞きました。
個人的に矯正施設に入ってしっかり治してもらいたいと思っています。
これからの姿、そして治った後の姿は私たちが知っている「今までの清原被告」とは違うかもしれません。
知っている、というより「作り上げた清原被告のイメージ像」という方が適切な表現でしょうか。
とすると、今までのイメージとは違う新しい清原被告の姿を「受け入れる覚悟」が私たち視聴者に求められるのではないか?と勝手に思いました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
葉奈