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臨床心理士hanaのひとり妄想diary☆

総合病院勤務です。世の中の出来事を、いち臨床心理士の視点からいろいろ妄想しつつ、考えてみたいと思っています。

がんについて、あれこれ書いてみましたー小林麻央さんの乳がん発表を受けてー

こんにちは!葉菜です。
先週の海老蔵さんによる、奥さま麻央さんの病状説明は衝撃的でした。しかも進行がん…。

1年8か月経過でまだ手術できずに抗がん剤治療…。あまりの内容に落ち込んだことを思い出します。

なので今日は、小林麻央さんの乳がん発表を受けて、若年性の乳がんやその他がんについて、真面目に、使える情報?を書いてみようと思っています。私は一応緩和ケア科にも所属しているので、がんに関することでわかる範囲のことを書いていきます。

 

若年性乳がんは乳がん全体の2.7%

dot.asahi.com

こんな記事が出ていました。3/100人と考えると確率は少ないと言えます。
でも記事にも書かれているとおり、ホルモン療法や分子標的薬が効きづらいトリプルネガティブや若さゆえに進行が非常に速いため、日ごろから気に掛ける必要があるかもしれません。
これは想像ですが、海老蔵さんご夫婦は定期的に人間ドックをされていたのではないかと。それなのに前はなかったものが、突然見つかった!みたいな。
若い方のがんは本当に本当に進行が速いので、まめにチェックが必要だと思います。


自分でチェック!触診を習慣づけよう。
乳がんは自分で発見できる唯一のがんと言われています。

お風呂に入っている時、胸を丁寧に触診し、違和感がないか確認しておくことはとても大切だと思います。
余談ですが葉菜の勤める病院には、何故か女子トイレに乳がんの触診の方法が描いてあるポスターが張ってありますww 

下にリンクを張っておきますね!

「乳がん」を自分でみつける


検診も受けよう!
検診を受けことがない方!ぜひ受けましょう。葉菜も受けました。検査は痛い!と聞いていてかなりビクビクしていましたが、私はあまり痛くありませんでした。検査技師さんがとても丁寧に、かつしっかり行ってくれたのであっという間でしたし、“また受けよう”と思いました。

 


もし「乳がん」になってしまったら…
ここからは葉菜の個人的な意見になることを、ご了承願います。


まず乳がんは治癒率の高いがんなので、主治医としっかり相談しながら早期に治療を始めることが良いと思います。その他、使える専門家をご紹介します。

以下の情報はがん全般に言えることです。

 

社会福祉士
がん治療が始まると、お仕事をお休みしなくてはならない方もいると思います。各種保険や傷病手当、その他行政で使えるサービスに関しては、院内にいる社会福祉士(MSW)の専門分野になります。
社会福祉士はおそらく、どの病院にも絶対一人はいるはずなので、積極的に活用してほしいです。

 

② 精神腫瘍科or緩和ケア科
気持ち的な不安感や眠れないといった心理的な症状は、精神腫瘍科または緩和ケア科の担当になります。必要に応じて、気分を落ち着かせるお薬や睡眠導入剤を処方してくれます。
個人的には、投薬だけでなく“しっかり話を聞いてくれる”ところが良いと思います。残念ですが未だに、患者さんが不安感を訴えると抗不安薬を処方して終わり…なんてところもあります。でも、そういうことじゃないですよね!?って葉菜は思っています。
話を聞くのは、臨床心理士の領域でもあるので、もしよかったら使ってください。

 

※緩和ケアのイメージ
緩和ケア科=ターミナル(終末期)というイメージを持っている方、とても多いと思います。

しかし実際は違います。

もちろんターミナルの方に介入し、医療用麻薬(オピオイド)を使って患者さんのがんの痛み(がん性疼痛)を取ることもします。
しかし緩和ケア科は「全ての痛みの緩和」を目指す科になります。
したがって、がん早期でも経済的な苦しみ、精神的な苦しいなどが生じたらぜひ活用してほしい科になります。

 

③ 食事療法
これも現場で勤務していての個人的見解であることをご理解ください。
たまに極端な食事療法をされている方がいらっしゃいます。肉や魚のたんぱく質をほとんど取らなないとか、有機野菜の自家製ジュースをひたすら飲むとか…。
私が勤める現場の先生や看護師さんと話の中では、極端な食事制限は逆効果、という結論に至っています。
バランスよく食べるのが、一番ではないかと思います。

 

自助グループもあります。
これはもちろん任意ですが、各地域で必ずがんの自助グループがあります。がん経験者の方ばかりなので、先輩だからこその知恵やグループ自体に元気をもらう方も多いようです。

がんの方にお話を聞くと“健康な方との間に差を感じてしまい、気持ちを素直に話すのが難しくなる”という方がいらっしゃいます。
こういうところを利用するのも一つかもしれません。
ちなみに、若年性がんのグループもあります(35歳未満)。

standupdreams.com

 


いろいろ、思いついたことを書いてみました。
がんは、私の領域の一つでもあるので、今後もまた機会があった時に書いていきます。

長くなってしまいましたが(いつも?)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


葉菜