臨床心理士hanaのひとり妄想diary☆

総合病院勤務です。世の中の出来事を、いち臨床心理士の視点からいろいろ妄想しつつ、考えてみたいと思っています。

炎上しない謝罪は「初動が9割」!?ーゲス不倫や都知事辞任から学ぶ最高にスマートな謝罪の仕方とは?!ー

こんばんは!葉菜です。


今日は、臨床心理士葉菜が勝手に考える

「炎上しない最高の謝罪方法」について
書いてみようと思いますww

 

2016年上半期はたくさんの「謝罪会見」を目にしました。
謝罪で大炎上してしまったのは、ベッキーさんとゲスの極み乙女川谷絵音さんでしょうか。
逆にそこまで騒がれなかったのは、米米クラブのカルースモーキー石井さんや、ファンキー加藤さんのw不倫謝罪会見でしょうか。

 

同じ謝罪なのに、なぜこうも違いがでるのか?
そして、炎上しないスマートな謝罪方法とは何なのか?
考えてみたいと思います。
あくまでの個人的な見解ですので、それを踏まえお読みいただけたら嬉しいです♪

 

炎上しない謝罪の仕方①とにかく平謝り
実際の行動より報道の内容の方が過激だったりすると、思わず釈明したくなるのが人間だと思います。


しかし!釈明は後!
とにかくとにかく、最初は平謝り。
これに尽きると思います。

 

なぜ、それがいいか。


それは人はものすごく反省している人・落ち込んでいる人を見ると戦意喪失しやすいからです。


人間って不思議なもので、ものすごく落ち込んでいる人を前にすると、相手が少しかわいそうに見えてきたりするものなんですね。
またいくら喧嘩を吹っかけても相手が答えてくれなかったら、どうしようもないから、諦める。


相手にそんな心境になってもらうことを狙うわけです。

 

逆にこの段階で少しでも釈明(言い訳)をしてしまうと、相手の戦意に火がついて相手の態度が硬化します。

結果、鋭い質問が矢継ぎ早に来て、自分自身が苦しくなります。


舛添前都知事は、まさにこれが起きてしまったと言えるでしょう。
政治資金規正法には触れていない!と言ってしまったため、辞職に追い込まれてしまいました。


個人的には、もうちょっとうまく謝罪していれば、辞めなくても済んだのではないかと思っています。

 

なので、相手があきれるくらい?最初はとにかく平謝りが良いと思います。

個人的には、最初の平謝りが謝罪のカギを握っていると思っています。

 


炎上しない謝罪の仕方②釈明は、相手に聞かれてから。
いろいろ弁解したいところもあるでしょう。

でもそれは

相手の人から「どういうことがあったのですか?」と
詳しく聞く態度が出来てから

話をした方が良いと思います。

 

自分から、聞かれてもいないことを答えてしまうと、それはもう釈明になってしまいます。
そうすると、要は「言い訳」に聞こえてしまうので、一気に怒りを買います。

相手に質問されてから、釈明を始めましょう。

 


炎上しない謝罪の仕方③釈明の順番に気を付けよう!
十分に謝ったあと、相手に聞かれて初めて釈明に入れるわけですが・・・
その釈明にも順番があるように思います。

 

1) 自分がやった事実を、言葉を濁さずはっきり伝える。


2) 事実に対して「自分の認識の甘さ」など、自分に落ち度があったことを自認していることが相手に伝わる言葉を使って、謝罪の気持ち、そして自戒の態度を示す。


3) 今後や未来へ向けての、自分の態度や考えを述べる。これは周囲に対して「自分を見張っていてほしい」というメッセージにもなり、それだけの覚悟があるという意思表示にもなる。
「もうこのようなことはしない。」「妻にしっかり謝罪して、一からやりなおしたい。」等。

 

特に2)はポイントだと思います。


人は、「やらかしてしまった自分をどう客観的に捉えているのか」
「今回、何が非難されているのか、しっかり理解しているのか」
などを見たいわけです。

ここが抜けてしまうと、「まだ反省していない」だの「分かっていない」など言われてしまうわけです。


ベッキーさんの謝罪があれだけ叩かれてしまったのは
① まず平謝りが十分ではなかった。
② 謝りもほどほどに、聞かれてもいない釈明に入ってしまった。
③ その釈明も事実とは異なった。「彼とは友達」と言ってしまった。
それがいけなかったと思います。

 

逆に、カールスモーキー石井さんやファンキー加藤さんは
① まずしっかり謝る。
② 自分の認識が甘かった…等、自戒を自認するコメント。
③ 今後の自分の態度
このステップをしっかり踏んだので、内容の割にはそこまで炎上せずに済んだのではないでしょうか。


みなさん、いかがだったでしょうか?

 

でも、最後に・・・
一番は、謝罪をしなくてはいけないようなことをしない!
これに尽きますよね!ww


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
では、また来週♪


葉菜