SMAP解散の背景を臨床心理士視点?で妄想してみました。―中年期危機が関係している?-
こんばんは!葉菜です。
Rioオリンピックもいよいよ佳境に入ってきましたね!
昨日の卓球女子団体戦の3位決定戦は本当に素晴らしかったですね!
愛ちゃんの涙にもらい泣きをされた方もたくさんいるでしょう。そんな私もその一人ですww
あと残り数日となったオリンピック、まだまだ日本人選手の活躍に期待したいところです!
さて、今日はそんなオリンピックで盛り上がる日本に衝撃を与えたニュース
について書いてみようと思います。
14日未明の解散報道。本当にびっくりしました。
その後も随時様々な情報が報道されますが、元マネージャーさんの退職の一件以来
かなり揉めていたようですね・・・。
結成して約25年。いろいろあったとは思いますが・・・
決別のような非常に残念な形での解散は、なんだかとても悲しいです。
一方で、SMAPというアイドルグループを
「企業内のいちプロジェクトチーム」
「40代前半のサラリーマン集団」
等として考えてみると、違ったものが見えてくる?ようにも感じました。
今日はそんなことをあれこれ妄想しながら書いてみようと思います。
☆もしSMAPメンバーが「普通」のサラリーマンだったら?
SMAPもジャニーズ事務所という会社に雇われて月給が支払われているサラリーマンになるのですが、一般企業とはやっぱりちょっと違いますよね。
普通のサラリーマンだったら、どんな感じになっているか考えてみました。
まず、メンバーの年齢を見てみます。
中居君 43歳(8月18日のお誕生日が来たら44歳)
キムタクさん 44歳
ゴローちゃん 42歳(今年43歳)
草なぎくん 42歳
香取君 39歳(今年40歳)
結構皆さん、「いい年」ですね・・・。
普通のサラリーマンだったら「課長」くらいのポストでしょうか。
一言で課長と言っても会社の規模によって、そのお仕事は大きく変わると思います。
少人数の部署の場合、課長とは名ばかりで、なんでもやらなくてはいけない場合もありますよね。
一方で、規模が比較的大きいと、課長=マネージメント役ということになるでしょうか。
管理される側から管理する側へ移行する年代
と言えるのかもしれません。
☆25年間同じメンバーで仕事をする・・・って
現実のサラリーマン社会ではあり得ない?
芸能界という特殊世界だからこその話で、一般的なサラリーマン社会では25年間も同じメンバーで仕事をし続ける・・・・ってあり得なくないですか?
って、個人的には思います。
新人が入ってきたり、部署異動があったり、定年退職・転職・病気による休職などで退職する人が居たり・・・常に流動的だと思います。
何らかのプロジェクトでチームが編成されても、プロジェクトが終了すれば解散です。
SMAPは途中で森君が抜けましたが、それ以降5人でずっとやってきました。
これって、同じ社会人として考えて、とても凄いことだと思っています。
仲がいいとか悪いとかそういう問題ではなく
ずっと同じメンバーで仕事をし続ける・・・ってかなりキツイことではないでしょうか?
小さい揉め事はそれなりにあったのではないか・・・と勝手に想像してしまいます。
改めて考えてみると、同じグループで活動という非常に特殊で、ある意味ストレスがそれなりにありそうな環境にSMAPさんはいたのかな?なんて思いました。
☆トリガーは信頼するマネージャーさんの退職
ことの発端は、ずっとSMAPのマネージャーさんをされていた女性が、いろいろあって事務所を退職されたことのようですね。追放された、という報道もありますね。
信頼していた人が会社の都合で辞めさせられたら、そりゃ怒りますよね、会社に。
不満が募ります。
そもそも会社に不満があったら、辞めるに十分な理由がそろいます。
あまりにも腹が立って会社(事務所)を辞めて、信頼していた人についていきたいと思う気持ち
とても理解できます。実際にやるかどうかは別として。
一方で、信頼する人を追放した会社の残りたいと言う人もいる・・・。
「今までさんざんお世話になったのに、何を言っているんだ!?!」と
会社への怒りも、こっちに向かってしまって、怒りに満ち満ちてしまうと思います。
また経験的にも年齢的にも、管理される側から管理する側になるくらいなのに
いつまでたっても会社にコントロールされている・・・
「もううんざりだ!」という心境になって・・・・
こんなことだったのでしょうか??
妄想ですが、仮にこんな流れだとしたら十分理解できるなーなんて思ってしまいました。
☆「人生の正午」を迎えているSMAPメンバー。
「人生の正午」という言葉、ご存知ですか?
心理学の世界では大変有名なユングという人が残した考え方です。
子ども時代や30代のころまでは、人生の午前中の部分になります。
日が昇っていくかのように、どんどん成長していく時期と言えるでしょうか。
しかし40代で正午を迎えると、あとは午後(中年期)に突入です。
時間を追うごとに日が陰り、やがて夜(老年期)になります。
午前と同じ生き方をしていくわけにはいかない
今までとは違う生き方を見つけ出さなければ・・・
でも一体どうしたらいいのか・・・・
アメリカの心理学者レビンソンはこの心理プロセスを
「中年の危機」
と名付けました。
レビンソンによれば、この時期のなすべき課題として
若い時代を振り返って再評価すること
それまでの人生で不満が残る部分を修正すること
新しい可能性を試してみること
人生の午後に入るにあたって、生じてきた問題を見つめること
の4つを挙げています。
SMAPの皆さんが、どれだけこれを意識していたかはわかりません。
ただ、かなりの人が中年の危機を経験すると言われています。
人生も40歳を越え、これからの人生どう生きていこうか…
このままSMAPとして活動を続けていいのか…
今回の解散劇の背景には、各メンバーのこのような心理背景も関係があったのではないか?
と思ってしまいました。
アイドルと言っても、普通の人間で、普通の40代男性の心理もありますよね。
解散はとても悲しいですが、仕方のないことなのかな?とも報道されるニュースを見るたびに思っています。
ただ最後に社会人として?
今のような空中分解状態ではなく、それなりに締まった形で終わりを迎えてほしいですし
そういう姿を見せてほしいと、個人的には思います。
今の報道の感じだと、年内解散といわれていますが、その年内すらもたない気がしてしまうからです。
今日も、妄想話にお付き合いいただき
ありがとうございました!
葉菜