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臨床心理士hanaのひとり妄想diary☆

総合病院勤務です。世の中の出来事を、いち臨床心理士の視点からいろいろ妄想しつつ、考えてみたいと思っています。

イチ臨床心理士の「心の整え方」

こんにちは!葉菜です。

11月に入ってグッと寒くなりましたね。

昨日今日は、個人的には冬の寒さだと思っています。

ダウンコートを引っ張り出しました!

風邪が流行る季節となりました。そしてインフルエンザの季節も目の前です。

皆様、暖かくしてお過ごしくださいね!

 

 

さて、今日はタイトル通り

いち臨床心理士の「心の整え方」

について書いてみようと思います。

 

この仕事をしていると、よく聞かれる質問があります。

患者さん(クライエントさん)の辛い話を聞いていて、葉菜さんが辛くなったりしませんか?

相手の方の辛い気持ちを、もらっちゃったりしませんか?

という内容の質問です。

 

私個人の回答としては、「NO」なんですね。

辛い話を聞いても、皆さんが思うほど辛くなったりはしませんし

気持ちも、もらっしゃったりすることはあまりないと思います。

 

そんな風に回答すると

どうやって気持ちを整えているんですか?

なんて、聞かれます。

 

なので今日は、しがない「イチ臨床心理士の心の整え方」を書いてみようと思います。

あくまでも個人的な方法であることをご理解していただいて、読んでいただけると嬉しいです。

 

 

なぜ辛い話を聞いていて、辛くならない?

まず、この質問からお答えしようと思います。

なぜなら「2つの自分でお話を聞いているから」です。

わかりづらいので、解説しますね。

 

正直、患者さんの辛いお話は、聞いていて胸が苦しくなることはしょっちゅうです。

思わず涙が溢れることもあります。

それくらい壮絶な話も少なくありません。

これが、1つ目の自分

 

では、2つ目の自分。

「精神医学的な観点から、話を聞いている」

これがあるので、辛いようでそこまで辛くないのだと思います。

 

私たち臨床心理士が現場に送り出される理由

それはただのお話し相手になる為ではありません。

精神科医とは違う視点で、患者さんの心理面をアセスメントして欲しい。

そして何か課題があるのであれば、カウンセリングで扱って欲しい。

それが一番の目的です。

一応、お薬を投与するのと一緒で、私達が介入することは医療行為になります。

 

なのでお話を伺いながら、性格傾向とか物事の考え方、感情の動き、人間関係など相手の方を総合的にアセスメントしています。

 

ざっくり言うと1つ目の自分は素の自分

2つ目の自分は医療者として客観的にお話をきいている

ので、これがある意味バリア?みたいな役割になって、そこまで辛くならずに仕事が続けられるのだと思います。

 

逆に言えばこれが出来ないと、このお仕事は難しいかもしれません。

 

 

考えてみればこの手法、プライベートでも使っていると思います。

臨床心理士になる前から、そうでした。

やっぱり色々つらいこと、傷つくこと、ありますよね。

そういう時は必ず

あんな酷いことを私に言った◯◯さん、どういう心境や立場だったのだろう?

と考えていました。

あんなこと言われてチョームカつく!では終わらないのが、私でした。

変わり者ですかね?ww

でもそういう視点で考えていくと、今まで見えていなかったものが見えてきて視野が広がっていきます。

「視野が広がる」って大切ですよね。

 

 

心がけていること

こんなスタンスで仕事をしている葉菜ですが、やっぱり疲れる時はもちろんあります。

正直、16件のカウセリング(約50/1)なんかやると正直ぐったりですww

そして仕事後に研究会とかあると、どうやってサボろうか…”って悪い葉菜が出て来ることもシバシバww

 

あと、希死感が高まっている方とお話する時は、やっぱり緊張しますし家に帰っても気になってしまいます。

カウンセリングの最後に、患者さんに対して葉菜は必ずまた来週、お会いしましょうとお伝えするのですが、希死感が高まって実行しそうな方にはつい

また来週もお会いしましょう。お待ちしてますね。

と一言多く、力強く言ってしまいます。

そして帰るお姿を見送りながら

この辛い局面を乗り越えてー!待ってますよー!!!

と熱い視線(?)を送りながら、心で念じてしまいます。

 

また患者さんに冷たくあしらわれた時も、正直ちょっと傷つきますww

カウンセリングを進めていくと、必ず「抵抗」という局面が来ます。

カウンセリングでは、ある意味自分の一部分を変えていこう!みたいなところがあるので

それに対する抵抗です。

葉菜さんを見ているだけでムカつくんで、来ないでもらえますか?とかあります。

理屈はわかっていても、一瞬落ち込み傷つきますww

 

 

前置きが長くなりましたが、葉菜が心がけていることを書いていきます。

 

1)自分の好きなことをする時間を意識的に作る。

2)辛い時は、誰かに話を聞いてもらう。

3)他者の視線をあまり気にしない。

4)マイペースに行く。

5)時々引きこもる。

 

自分の好きなことをする時間を意識的に作る。

これは本当になんでも良いと思っています。趣味に時間を使っても良いですし、何もしない、ぼーっとする、ひたすら寝る、でも全然OKだと思います。

「自分にとって大切な時間」だと思う時間を意識的に作ると、ざわざわしていた心が落ち着いて来る気がします。

 

辛い時は、誰かに話を聞いてもらう。

これはカウンセリングでもお伝えしていますが、出来たら相談相手は複数いた方が良いでしょう。仕事に関してはAさん、家庭問題はBさんという具合に。

信頼がおける1人に相談するのももちろんアリですが、相手の方の負担になってしまうこともあります。

 

他者の視線をあまり気にしない。

よく言いますよね。「自分が思っているほど、他人は自分のことを気にしていない」と。

これ、本当にその通りだと思います。

皆さんが一番関心があること、それは自分自身だから。

葉菜も正直心が弱っている時は気になりますww でもそういう時”私は私!”と言い聞かせています。気にしなさすぎるのもKYになったら大変なので、「あまり」がポイントですww

 

マイペースに行く。

「マイペース」というと、なんだかのんびりというイメージになりやすいですが、決してそういう意味ではありません。自分の好きなペースで行くという意味です。

のんびり好きの方はのんびりでいいし、積極的に動きたい方は積極的に行く。

社会と接しているとどうしても自分のペースで!というのが難しいところはたくさんあります。なのでせめてプライベートだけでも、自分のペースを意識することって必要かと思っています。

 

時々引きこもる。

これは上の「他者の視線をあまり気にしない」「マイペースに行く」と関連していますが、この2つがどうしてもできない時は、引きこもります。職場の飲み会や友人と会う約束も最低限にし、有給があり仕事的にも休んで大丈夫そうなら、休むこともします。社会全体から距離を取り、刺激を遮断します。

これは良いのか?正直よくわかりませんがww、個人的には心の体力回復には必要だと思っています。社会と付き合うって、楽しいですけど疲れるからです。

 

 

あと読書なんかかも良いですね!

心を整える。」という本を執筆されたサッカー選手の長谷部選手も著書の中でおっしゃっていますが、心の筋トレなんておっしゃっています。

でもこれも、余裕がある時で良いと思います。

 

だらだらと書いてしまいました。

結論から言うと、心の専門家だからと言って高度なことをしているわけではない

ということです。

 

 

「心の整え方」という点では、アメリカ大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ次期大統領に、ストレスの向き合い方なんて聞いてみたいですね!

一流の方の心の扱い方、興味があります。

 

 

今日も最後まで、ありがとうございました!

 

葉菜