「高学歴で低収入、33歳女性の明るすぎる貧困」を読んで思ったこと。
こんにちは!葉菜です。
今朝友人から、“この記事読んでみて”と教えてもらいました。
今日は勝手ながら、この記事を読んでみて思ったことを書いてみます。
「貧困」というカテゴリに
ライターさんが当てはめているだけ?
まず読み終わって最初に思ったのは「貧困に喘ぐ女性の現実」という特集ですが、
“この女性は自分の事を貧困だとあまり思っていないし、そもそも喘いでいない!”
ということ。
客観的にみれば貧困のカテゴリに入るかもしれませんが、ご本人の主観ではそこまで困っていない。
ということは、この女性の一番の悩みは貧困ではない、ということになるかな、と。
この女性の一番の悩みは
子どもの頃からの“環境不適応”だと思う。
“子どもの頃から苛められていて、大学時代は辛すぎて自殺を考えた”
とのこと。
新卒の就職先でもいじめやパワハラに遭った…という記述があることから、この方の一番の苦しみは、“環境に適応できない”ということだと思います。
理由はコニュニケーションの問題?
そう、ご本人はおっしゃっていますね。理由の全部ではないかもしれないけれど、ご本人がおっしゃっているので、そうなんでしょうね。
この女性は知的レベルは非常に高い方なので、“なんか上手く周りとなじめない”ことはすぐに分かるのかもしれません。ただ、“どうしたらよいか”がなかなか見つからなかったのでしょうか。
そういう点では、会話が少なくて済む工場という職場はこの女性には合っていたのかもしれません。
宗教とセックスは彼女にとって大切なコニュニケーションツール。
“彼女を救ったのは宗教とセックスだった”という記述があって、その通りだと思います。でもこの文章の“目的語は何か?”と考えると、記事の内容から考えると「貧困から」になるのでしょうが、彼女の場合は「環境に適応できない(人と上手く交流できない)」から彼女を救った・・・が、正解?なのではないかと思ってしまいました。
× 貧困から彼女を救ったのは、宗教とセックスだった。
〇 環境に適応できない(人と上手く交流できない)から彼女を救ったのは宗教とセックスだった。
この女性にとって、宗教とセックスは人と深く?繋がるための大切な手段なのではないかと思いました。やっと見つけた、人と彼女なりに上手く(?)付き合える方法なのではないでしょうか。
この二つを使うと、人間関係で嫌な思いをしなくて済むのだと思います。
むしろ彼女が主導権を握れ、いじめとは真逆の関係性を築けます。
だからこそ“熱烈”になるのではないでしょうか。
身体を壊してセックスを失ったら・・・
記事を読んでいて、勝手ながらこの女性のことがとても心配になりました。今カレとの関係が終わったとしても、また別の彼を作るだろうと思います。
人と関わるツールとしてセックスが使える限りは、本人も穏やか?だと思います。
ただ、例えば身体などを壊して、大切なツールの一つを失ったら・・・。
宗教の存在もあるので、大学時代ほど思いつめることはないかもしれませんが、抑うつなどの症状が出てくる可能性も否定できません。
臨床心理士の私がこの女性について何かを書くと、この人は精神的な病気か?なんて思われそうですが、とりあえず今は穏やかに生活されている(?)ようなので良いかと(?)思います。
正確に言えば、セックスもリストカットと同じ自傷行為とも言えるので、一概に「良い」と言えませんが・・・。
一番心配なのは、今のバランスを崩した時です。宗教とセックス以外で、人と関われる手段が見つかったらいいのですが・・・。
“先の事を考えていない”と記事には書かれています。否認を使って心を守っているようです。
先の事を考えると、今のバランスを崩すくらいに不安になってしまうのかもしれません。
勝手ですが、この女性の今後のことや、人との関わり方について一緒に考えてくれる第三者がいると、少し良いのかなと思いました。
貧困女性というテーマに戻ると
この女性は取材対象としてどうだったんだろう???
という疑問が残りました。
今日もありがとうございました!
葉菜