アイドル冨田真由さん殺傷事件で思ったこと
こんばんは!葉菜です。
ここのところニュースに事欠かないくらい、いろいろな事件が起きていますね。
個人的には、元ファンモンのファンキー加藤さんの不倫騒動が結構衝撃でした。
ファンとかではないですが、友達の奥さんが不倫相手!って…本当に現実であるんだ…っていう。。。
さて話は戻って、今日は小金井女子大生アイドル殺傷事件を起こした岩埼容疑者について少し書こうと思います。
被害者の冨田真由さんは無事に意識を回復し、内臓の損傷も脳機能の損傷もないということが発表されましたね!
本当によかった…。
後は後遺症が残らないことを祈るばかりですね。
では、さっそく書いていきます!
岩埼容疑者と精神鑑定
冨田さんと結婚したかたとか、時計や花束という形で愛情を伝えたが叶わなかったことに逆上し今回の行動に出た…等、異常ともいえる言動が報道されています。
6日、3か月間の鑑定措置が決定したそうですね。
精神科医による診察、投薬(必要であれば)、臨床心理士による心理検査各種、脳波等の身体検査等々…が行われていくのだと思います。
ニュースで報道されている情報だけで何かを推測することは危険ですが
妄想とも言える極端な思考(極端な理想化と価値下げ)
共感性の欠如
感情コントロールの悪さ
衝動性の高さ
等は見えてくるので、何らかの診断名はつくことが予想されます。
生育歴や知的レベルも気になるところです。
葉菜も以前はよく、精神鑑定の心理検査を担当しました。
うちの場合は(他の病院もそうだと思いますが)、容疑者は隔離室という、外から鍵が掛けられ中からは鍵が掛けられない、ドアノブがない(自殺予防)、トイレとベッドだけのお部屋で過ごしてもらいます。
窓も一応ありますが、絶対に開かないようになっています。
隔離室というとあまりいいイメージがないかもしれませんが、部屋自体はとても明るいです。
でもそこに入る患者さんがしっかりお休みできるように、自傷他害出来ないように最低限のものしか置いてありません。
心理検査も隔離室で行います。
検査者ともう一人、何かあった時にすぐに対応できるように男性看護師や男性スタッフに同席してもらいます。
心理検査は、パーソナリティー検査(ロールシャッハテスト・SCT)と知能検査(WAIS‐Ⅲ)を中心に、複数のテストを組んで行います。
精神科医の本人への緻密な診察、両親などから聞く成育歴、各種心理検査や身体検査の結果を総合して、鑑定書類を作成していきます。
何かしら疾患名が付いたとしても、今は厳罰化が叫ばれているので心神耗弱や心神喪失と認定される可能性は少ないような気もしますが、どうでしょうか?
心神耗弱や心神喪失の場合は、所定の入院機関に一定期間入院または通院することが刑の施行になります。
これは医療観察法と呼ばれるものです。
非常に手厚く、そしてたくさんのお金をかけて行われます。
H28年1月現在で、医療観察法の入院処遇になっている人の人数一覧を見つけましたのでリンクを張っておきます。
心神耗弱や喪失の認定を受ける方の多くは、精神疾患を持っています。
非常に重度の精神疾患なので、ご本人のせいではなく「生まれ持ったもの」が原因になります。
そういう意味では容疑者も障害に振り回された“被害者”と捉えられる、という意見もあるようです。
しかしこの医療観察法は賛否両論があります。
いくら重度でも凶悪な犯罪を起こしているのに、入院や通院でOKだなんて…という意見です。
みなさんはどう思われますか?
今日も最後までありがとうございます!
冨田さんの一日も早い回復を心から祈るばかりです。
また来週♪
葉菜