臨床心理士hanaのひとり妄想diary☆

総合病院勤務です。世の中の出来事を、いち臨床心理士の視点からいろいろ妄想しつつ、考えてみたいと思っています。

災害:お子様がいるご両親へー子どもへの接し方ー

こんにちは。臨床心理士 葉菜です。

 

今日は

「災害:お子様がいるご両親へーお子様への接し方ー」

をテーマに書かせて頂きます。

 

既に被災地には、災害派遣チームが派遣されています。

現地で直接アドバイスを受けた方・受けられそうな方は、現場でのアドバイスを優先させてください。

その場その場の状況に合った対応があります。

 

ここでは一般的な心のケアの知識に加えて一心理士として個人的な見解を付け加え、書かせて頂きます。

 

 

すでにお子様に何らかの“変化”が出てきている場合

 

昨日のyahoo!ニュースにも載っていました。上にリンクを貼りましたが、ニュースのようにお子様に“変化”が出ているご家庭もあると思います。

とても大きな地震でしたので、お風呂が怖くなったり、自宅が怖くて帰ることが出来ない、という心情・行動はとても自然な感情であると言えます。

 

これらの様子から

「急性ストレス障害ASD)」

近い状態になっていると言えるかもしれません。

 

 

☆急性ストレス障害の主な症状は、次のようなものになります。

 

ア 持続的な再体験症状

体験した出来事を繰り返し思い出し、悪夢を見る。

体験した出来事が目の前で起きているかのように生々しい感覚が甦る

(フラッシュバック等)

 

イ 体験を連想させるものからの回避症状

体験した出来事と関連するような話題を避けようとする

体験した出来事を思い出させないなど、記憶や意識が障害される(ボーっとする等)

人や物への関心が薄らぎ、周囲と疎遠になる 等

 

ウ 感情や緊張が高まる覚せい亢進症状

よく眠れない、イライラする、怒りっぽくなる、落ち着かない、集中できない

極端な警戒心を持つ、些細なことや小さなもの音で驚く 等

 

このような「再体験」「回避症状」「覚せい亢進症状」がストレス体験の4週間以内に現れ、2日以上かつ4週間以上の範囲で症状が持続した場合、急性ストレス障害となります。

 

 

また心的外傷後ストレス障害PTSD)についても書きます。

 

心的外傷後ストレス障害とは?

 

災害や事件・事故後に急性ストレス障害のような強いストレス症状が現れ、それが4週間以上持続した場合に診断されるものです。

これらの症状は災害や事件・事故後からしばらく経ってから出現する場合があることも注意が必要です。

 

4週間以上続いたら、心的外傷後ストレス障害PTSD)になるということです。

 

 

対応方法

まず上述の状態にお子様が近いと判断された場合は、児童精神科医などの専門医の受診が必要になります。近くにいる医療スタッフにぜひ相談してください。

 

 

子どもへの接し方

それ以外で、診断名が付くほどではないけれど・・・という場合もたくさんあると思います。以下、子どもへの接し方を以下に書いていきます。

ただ心配な時はすぐに周囲の医療者に相談してほしいです。

 

①出来る限り普段と変わらない接し方を基本とし、優しく穏やかな声掛けをしていく

→安心感に繋がっていきます。

 

②ストレスを受けた時に症状が現れるのは自然なことであること、症状は必ず和らいでいくことを本人に伝える。

また一人で悩んで孤独感を持たないようにするために、怖いなどの気持ちの話を周囲にしていくように伝える。

→話の中にはバカバカしいと思うこともあるかもしれませんが、子どもにとっては大切なのでそのまま聞いてあげてください。難しい場合は理由を伝えて待ってほしい旨をぜひ伝えてください。

 

③一時的に子ども返り(幼児のように母親にべったり甘える等)が生じやすいが、無理に制止することなくそのまま受け入れる。

→不安が強くなっているので、親のそばに行くことで安心感を補充しようとしていると考えられます。

 

④出来る限り生活にリズムを作り、そのリズムを崩さないようにする。

→生活が乱れると気持ちも乱れやすくなります。こういう非常時だからこそ生活を意識的に整えていくことはとても大切なことです。

 

 

ここまでの情報は以下のサイトを引用・参考にさせて頂いております。

http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/index.html

災害時 こころの情報支援センター 

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1297484.htm

文部科学省 子どもの心のケアのために

 

 

ご両親自身も、ご自分を大切にしてほしいです。

以上、いろいろ書かせていただきました。

 

お子様の心のケアは、どうしてもご両親をはじめとしたご家族の力が必要になります。子ども以外の、例えばご両親だって誰かにケアしてもらいたい…、話を聞いてもらいたい…そう思われる方はとても多いのではないでしょうか。

とても自然なお気持ちだと思います。

以前にも書きましたが、

「誰かのケアをするためには、誰かに自分のケアをしてもらう必要がある」

私はそう考えます。

 

ケアしてくれる人が見つからないこともあると思います。

そういう時は、

自分のことを自分でたくさん褒めてあげてほしいです。

 

何が一番つらかったか、苦しかったか、悩んだか、悲しかったか…

一番わかっているは自分自身だからです。

周りはあなたの表情や態度で判断しますので、仮にあなたが本当に辛くてもあえて元気いっぱいに過ごしていたら、周りからは”元気だな”と思われてしまいがちです。

それは長年連れ添った夫婦にだって言えるのではないでしょうか。

近くにいても、伝わらないことは伝わらないものです。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また書かせていただきます。

 

葉菜

 

 

 

 

 

 

眠れない時、イライラする時、不安な時・・・自立訓練法のご紹介

 

 

こんにちは!葉菜です。

今日はちょっとイレギュラーに投稿します。

 

眠れない時 緊張が取れない 気分が落ち着かない 神経が高ぶっている 不安・・・

そんな時ありませんか?

 

今日は、そんな時に効果があると言われている自律訓練法についてお話します。

リラクゼーション方法のひとつになります。心理学の世界ではとても有名な方法です。

 

 

自律訓練法とは?

1932年、ドイツの精神科医シュルツによって開発された、自己催眠法です。

 

効果

  • 疲労の回復
  • 不安や緊張、興奮やイライラの軽減
  • 自己コントロール感の上昇、衝動性の減少
  • 不眠の解消   
  • 手足の冷えの解消 等・・・

 

と、様々に言われています。要は

「気持ちを整える方法」と思っていただければいいと思います。

 

 

禁忌の方

以下の方は禁忌になります。

心筋梗塞の方、低血糖を起こす方、糖尿病で監視が必要な方、被害妄想や誇大妄想を示す方、精神疾患で急性期症状など症状が非常に強く出ている方。

これらの方は、医学的治療が優先になる方になります。不眠や不安、緊張、強い興奮などが出てきた場合はリラクゼーション方法ではなく、まず医師にしっかり相談してください。

 

 

準備

では、具体的にやってみましょう!まず準備です。

出来る限り、ゆっくり落ち着けるところで行いましょう。姿勢は椅子に座ってでも、寝転がってもOKです。

何か体を締め付けていて不快なものがあったら、それは取ってください。

椅子に座る場合は深く腰掛け、自然な形で姿勢を正します。足の裏は出来るだけ床につけてください。

寝て行う場合は、両腕を少し体から離し、両足は肩幅くらいに広げます。

職場や電車のなかでもOKです。無理のない範囲で、場所を見つけてくださいね。

 

 

では実際にやってみましょう!

自律訓練法とは「公式」という言葉がいくつかあり、それを順番にゆっくりと心のなかで唱えていきます。

 

  1. 背景公式

ゆったりした姿勢で深呼吸をして、気持ちを落ち着けていきます。目も軽く閉じましょう。そして深呼吸を繰り返しながら、「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱えましょう。

 

 

 2.第一公式

気持ちが落ち着いて来たら、第一公式です。最初は利き手に意識を向けて、利き手の「重さ」をただ感じるようにします。 そして心のなかで「右手(利き手)が重た~い」とゆっくり数回唱えます。重みが感じられたら、反対側の手に交代です。「左手が重た~い」

最初は重みが感じられないかもしれないので、最初は5,6回唱えたら、意識を反対の手に変えてもいいと思います。これは以下の公式も同様です。

次は足に注意をむけます。利き足に意識をむけて「利き足が重た~い」と数回唱えます。 暫くしたら反対側の足に交代します。「左足が重た~い」

 

 

 3.第二公式

重た~いが終わったら、今度は「温か~い」に変えていきます

利き手、反対側の手、利き足、反対側の足の順番で行っていきます。 

「利き手が温か~い」「利き足が温か~い」という具合です。

 

 

 4.第三公式

次は心臓の鼓動に注意を向けていきます。心臓の鼓動を感じながら深呼吸を続けて、「心臓が静かに打っている~」と数回唱えていきます。

 

 

 5.第四公式

次は呼吸に意識を向けていきます。そして「楽に呼吸している~」と唱えていきます。

 

 

 6.第五公式

今度はお腹に意識を向けます。そして「お腹が温か~い」「お腹が温かくなっていく~」と数回唱えてください。

 

 

 7.第六公式 

最後は、額に意識を集中させます。そして「額が心地よく涼しい~」と数回唱えていきます。この際、緑豊かな草原をイメージしながら行ってもいいと思います。

 

 

全部で3分~5分程度です。

一度に全部の公式をやる必要はありません。手足だけでもOKです。ただ必ず、背景公式、第一、第二~の順番で行い、いきなり第三公式から入るなどは避けてください。

 

 

 8.消去動作

落ち着いたら、消去動作を行ってください。寝る場合は必要ありません。そのまま眠ってくださいね。

まず目を開けて、手足を動かします。最初はゆっくり、次第にしっかり動かしていきます。そして最後に大きく伸びをしましょう。

 

 

最初は、重たい感じ、温かくなる感じが、難しいかもしれません。

私も実際そうでした。

しかし何度かやっていると、なんとなく感じられる気がします!

そうなってきたら、こっちのもの!

気持ちが落ち着いたり、気持ちがスッキリしたりします!

 

「自立訓練法」で検索すると、たくさんヒットします。

詳しく知りたい方はぜひ検索してみてくださいね!

 

 

毎日を過ごすためには、しっかりとした睡眠と気持ちの安定は不可欠です。

少しでも何かのプラスになれば・・・と思います。

 

今日も最後までありがとうございました!

 

葉菜

熊本地震で被災されている方々へー命を守るためにお願いしたいことー

こんにちは。葉菜です。

今日は、今も予断を許さない熊本地震に関連して、被災されている方々に向けて書いていこうと思います。

 

「もうそろそろ落ち着いてくるんじゃないか・・・。いや落ち着いて欲しい・・・。」

そんな予想を見事に裏切る、昨日の2回の震度5の地震

本当に心身に応えるものであったと思います。

といいますか、テレビで見ている私が正直応えました。ただただ悲しかったです。

震度4も非常に多いですね。

 

今、皆様は避難所やご自宅でどのような気持ちで過ごしていらっしゃるでしょうか。

葉菜は想像するだけでも、身につまされる思いでいっぱいになります。

まず地震が止まることを、切に切に願っております。

 

 

4/14日(木)の地震から始まり、今日で一週間が経ちます。

過度の緊張の中、疲労もピークに差し掛かっていると思います。

それ以外にも絶望的な気持ちになったり、気持ちが落ち込んだりしていないでしょうか。

そのような気持ちになったとしても、状況を考えればとても自然なことだと思います。

 

 

「寝ること」「食べること」そして「動くこと」

地震や今後に対する大きな不安、そして知らない場所・人との集団生活・・・。正直気持ちが休まることなく、本当に辛い日々を送っていらっしゃると思います。

また現状に気持ちが付いてこれず麻痺して、「なんだかよくわからない」や「ふわふわした感じ」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

人はそういう時、人としての基本的な動きである「寝ること」「食べること」そして「動くこと」がなかなか出来ない、やる気が起きない、という状態にとてもなりやすくなります。

これだけの災害に遭われているので、そういう心境になるのも自然なことではありますが、この3つは、何としても意識的に行ってほしいことになります。

 

眠れなくても良いです。

①夜になったら横になってほしいです。

食欲が沸かないかもしれません。

②それでも一口で良いので食べてほしいです。

食べることは生きるためのエネルギーです。

 

③そして「動くこと」。

出来ることに限界があったり、なにもやることが無かったりするかもしれません。ただ、特に用事がなくても避難所や家の近所を一周する、で良いです。動いてほしいです。

特に中高年の方。トイレや食事をもらいに立つ以外でも動いてほしいです。外で一人、ラジオ体操するでもいいです。または今までに日課にされたいたことで、今出来る事であれば、それが一番いいと思います。

亡くなる方も出てきた「エコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)」の防止にもなります。

 

もしこの3つを意識してやろうとしても出来ない場合は、速やかに近くにいる医師や看護師に相談してください。

 

 

 

なぜ大切か

  1. 心身の不調を少しでも軽度に抑えるため

人間、不眠が続き疲れが取れないと、気持ちも自然に落ちてきますし、日常生活を送ることもしんどくなります。また食べないと、動くエネルギーが枯渇してしまうので動けません。動くために食べる、そして動いて疲れたら休む。その基本的なことを出来るように、意識してほしいです。

 

もし難しかったらすぐに医療機関、または近くの医師に相談してください。そして医師の指示に従ってください。

 

これだけの大災害ですので、被災者の皆様には個人差はありますが、今後何らかの心身の不調が生じる可能性は十分に考えられます。

この不調は自然な反応でもあります。

ただそういう状況になっても、この3つをたとえ少しでも「続ける」ことがとても重要です。心身の不調を少しでも軽度に抑えるためです。

 

2.自分なりのペースを作る・取り戻すため

震災前はご自分なりのペースがあったと思います。そのペースを今回の震災は大きく狂わせました。人は自分のペースが狂わされると、心身の不調をきたしやすくなります。

話は少し変わりますが、昨年はラグビー人気が大爆発し、その中でも五郎丸選手が大人気になりました。そして「五郎丸ポーズ」も大人気になりました。たくさんの子どもが真似をしていましたね。

五郎丸ポースの意味は“自分のペースを取り戻し気持ちを落ち着かせ、ゴールに集中する”、です。

試合中、様々にめぐる思考や感情を一度リセットしキックだけに集中する。そのための儀式としてあの五郎丸ポースがありました。

意味としては、同じになります。

 

今の状況では正直、何をしても気持ちは落ち着かないかもしれません。ただ気持ちが落ち着くように行動してみることで、いつか効果が表れてくると思います。

 

 

被害の状況が明らかになりつつあり、また新たな余震でさらに被害が拡大している今。長期戦が予想されます。

葉菜もネットを通じて出来る限りのことをしていきたいと考えていますし、それ以外でもできることをしていきたいと考えています。

 

また正直、今日の私のブログを読んで“そんなこと言われなくても分かってる!出来ていたらとっくにやっている!”と不愉快な思いをされた方もいるかもしれません。

様々な気持ちを抱えていらっしゃるので、当然の思いだと思います。

 

 

最後に・・・被災地にはおらず、被害状況などをテレビからの情報でのみ得ている身です。

現状に対する認識が十分ではない可能性があります。被災されている方を不愉快にさせる言葉などございましたら、大変申し訳ございません。

 

一日も早い地震の収束と、日常生活が取り戻せる日がくることを切に切に願っております。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうました。

また近々、投稿させて頂きます。

 

葉菜

しつけと称した虐待を防ぐために

こんにちは!葉菜です。

今日は最近よくニュースを賑わせている虐待について私なりに考えてみようと思っています。

 

よく虐待のニュースが報道されると

「しつけの一環でやっていました。」

という加害者である親のコメントを聞きますね。

うすうす虐待の域かも・・・と親自身も感じつつ、認めない場合もあると思います。

でも本当に「しつけの一環」としてやっていて、自分の行為に疑いを持っていないこともあると思います。

 

このようにしつけと虐待というのは、はっきり線引きが出来ず非常に難しい概念だと思います。

「スキンシップとセクハラ」の関係性と似ているかもしれません。

 

 

親は子に世の中のルールを教える義務がある

子どもは親や大人を通して、多くのことを学んでいきます。

例えば、「世の中に対する基本的信頼感」も親から学びます。育児書なんかに書いてありますね。

外の存在、要は「自分以外の他者、世の中」は信じられるものか、自分に対してポジティブなものであるか否か、です。

ただそれだけではダメです。いくら世の中が信じられてポジティブなものだとわかっても、なんでも許されるわけではありません。限界や制限があります。それはお互いがお互いに気持ち良く共存していくためのルールです。

 

子どもにとって親は、養育者であり、世界の全て(ある一定年齢まで)とも言える?

心理学を学んでいるとそんな風に思いますし、

親や大人の、子供に対する役割の大きさを感じ、身が引き締まる思いがします。

 

 

どのように伝えるか、が問題

問題はどのようにこれらの大切なことを伝えるか・・・なんですよね。

 

みなさんは虐待のニュースを聞いて、どんな感想をお持ちになりますか?

私は、“それはない、酷過ぎる・・・”と思うものもあれば、“気持ち、わからなくはない・・・”と思うものも、正直あります。

 

子どもはかわいいです。私も大好きです。

ただ、ずっとそう思い続けられるか・・・というと、難しい。

いくら注意しても聞かず、自分のペースで動き続けるし

特に小さいと会話が成立しないので、それも大きなストレスです。

子どもができると、子どもが世界の中心になってきますからね。

 

かわいい、だけじゃ終われない、それが子どもだと思うんです。

とても大切でかけがえのない存在ですが、大きなストレス?というか「悩ましいもの」とも言えるのではないでしょうか。

 

悩ましいものは、子どもだけではありません。

家の経済状態や夫婦問題、また孤立、ひとり親なんかも考えられます。

いろいろな要因が重なってイライラが募り、つい暴力的な形で子どもに接してしまう。しつけの度が過ぎてしまう。

気持ちは十分わかります。

 

 

親の「状況」と「精神状態」がkeyである

よく虐待する親に焦点を当てると、その親も小さいころ虐待されていた被虐待児である、なんて話を聞いたことありませんか?

これは「虐待の世代間連鎖(伝達)」なんて言われているものです。

要は親の生育歴が大きく関与しているという視点です。

 

ただ、これに関しては否定する研究結果が出ています。

少し古いものですが、平成17年に東京都福祉保健局が発表した「児童虐待の実態Ⅱ」によれば、

 

「(虐待者の)生育歴の特別な状況についてみると、「特になし」と「不明等」の合計が4 分の3 あり、決定的な特徴を読み取ることはできませんでした。「被虐待経験」のある虐待者は9.5%

でした。」

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/jicen/gyakutai/index.files/hakusho2.pdf

 

と書かれています。

他の部分も読んでまとめていくと、経済的な問題(困難)や夫婦関係、孤立などの過程の状況と親の精神状況が複雑に絡み合った結果、虐待に至るようです。

 

 

親だって不完全であり、支えを必要とする存在である

子どもにたくさんのものを分け与える親。でも与える一方では、親のエネルギーは枯渇してしまいます。誰かを支えるには、誰かに支えてもらう必要があります。

また具体的な家庭の問題も、一人で抱えていてもどうにもならないものが多いと思います。

親は完全であるべきではありません。完全な存在にはなれないし、それが普通です。

大切なのは不完全である自分を素直に見つめ、他者にSOSを出すことではないでしょうか。決して恥ずかしいことではないし、むしろ尊敬すべき姿だと思います。

 

何に困っているかわからず、うまく伝えられない方もいると思います。

相談することに抵抗がある方もいると思います。

 

ただ抱え込んでいると、ただただ煮詰まるだけで何もいいことはありません。

相談の切り口はなんでもいいので、とにかく声を上げてほしいと思います。

ネットで検索すると、子育てに関して、夫婦関係に関して、経済的な問題に対して相談できる窓口はたくさんあります。

 

 

外へ、外へ

残念ながら、相談すればすべて解決するわけではないです。それは事実です。

“解決しないなら相談する意味がない”

このようにおっしゃる方はとても多いです。

カウンセリング場面でもよく聞かれる言葉です。

 

しかし、相談することのメリットは他にもあります。

「自分のつらさを他人に知ってもらう」

これは体験された方はご存知だと思いますが、これだけでも気持ちは全然違います。

気持ちが少し軽くなり、今までの自分とは違った考え方・見方ができるようになることもあります。

この「気持ちや考え方が変わる」ということは、虐待に関してもとても大切なことだと思います。

家の窓を開けると、室内の空気が出ていき、室外の空気が入ってくる

そうすると、空気のよどみが取れる・・・そんなイメージでしょうか。

 

これを読んでくださっている人の中には、もしかしたらパートナーが虐待をしていてどうしていいかわからず、やり過ごしている方もいるかもしれません。

やり過ごす理由は様々だと思います。

相談していることがバレたら、パートナーさんがあなたの前から消えてしまうかもしれない不安であったり、酷い暴力をあなたに振ってくるかもしれない、コトを荒立てたくない、周囲からの冷たい態度や目線が怖い・・・理由はたくさんあるのだろうと思います。

 

ただやはり、このままの状態を続けることは、良いとは言えないと思います。最悪、警察にお世話になることもあるかもしれませんし、時間が経てば軽快していくものでもないからです。

 

ただ、いじめを受けている子がいじめのことをあまり周囲に相談しないことと同じで、そう簡単な話ではないですよね。

 

こういう方は全国に結構いらっしゃるのではないかと感じています。

こういう方にはどういうものがあったらいいのか…

”相談してほしい”としか言えない現状なのですが

一人の臨床家として、虐待のことや相談窓口、サポート体制など今後も考え続けたいと思っています。

 

長く、まとまりのないブログになってしまいました。。。

 

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

葉菜

 

 

若い世代の”がん”についてーはんにゃ川島さんのニュースを受けてー

こんにちは! 葉菜です。

今日は「若い世代のがん」について書いてみようと思います。

 

今日のテーマは、臨床心理士ではなく先生や看護師さんが書いた方が、より説得力のあるものが書けるかもしれません。

しかし日々の臨床で私自身、若い世代のがん患者さんに心理士として関わらせていただく機会は多く、また患者数自体も少しずつ増えてきていると言われているので書いてみようと思います。

 

 

今週月曜日、お笑い芸人はんにゃの川島さんが、腎臓がんで手術をしていたことがニュースで報道されました。この内容はしくじり先生の中で発表されたものでした。

私も偶然しくじり先生を見ていたので、発表を聞いたときはビックリ!32歳の時だそうですね。

その他にも記憶に新しい所では、去年フリーアナウンサー黒木奈々さんが32歳の若さで胃がんで亡くなっていますね。

 

 

「若年性」って何歳から何歳まで?

若い世代にがんが見つかると、「若年性の~」なんて言われます。聞いたことがある方もいらっしゃると思います。では実際の年齢幅はどれくらいなのでしょうか?

調べてみると、実はこれは明確な定義が無いのが現状のようです。例えば乳がんの場合、若年性乳がん34歳までと決まっていますが、他のがんではそうではありません。

 

また諸外国では思春期・若年成人がんをAYAOAdolescent and Young Adult oncology:思春期および若年成人腫瘍学)と言っています。

AYA世代と呼ばれる年齢幅は15歳~29歳になりますが、39歳まで含める研究機関もあったり、オーストラリアでは15歳~25歳とバラバラなのが現状です。

 

このブログの中では、個人的な見解として40歳未満を考えて書いていきます。

 

 

増加傾向の若い世代のがん患者

 

実際、がんの罹患率をみると、若年性のがん患者数はとても少ないです。

しかし、じわじわと上昇傾向にあると言われています。

女性は特に、乳がん、子宮頸がんなどは若い世代にも多く見られるようになりました。

 

 

葉菜はがん患者さんとよく接します。

主に心のケアを担当しています。

老若男女、どの世代でも病気になれば悩みや不安は生じ、とても辛いものです。

しかし若い世代は特に、まだまだこれから!という年齢のため、悩みや諦めなくてはならないものも多いからでしょうか、私のところに紹介されてくることも少なくありません。

 

皆さんの悩みを大まかにまとめると、以下になります。

・仕事のこと

・家族のこと

・妊娠や結婚のこと

・病気のこと

 

どれもとても大きな悩みですが、特に女性にとっては3つ目の「妊娠」はとても大きなテーマではないかと思います。“赤ちゃんは諦めています。”という方もいらっしゃいます。

ただ、がんになったから赤ちゃんを諦めなくてはいけない、わけではありません。

卵子を凍結し、治療が落ち着いたら妊活に挑めるような妊孕性温存の動きも、今は出てきています。

 

 

また仕事もとても大きな悩みです。

治療にはお金が掛かります。若い世代ではがん保険に介入していない人も多く、その場合は多額の治療費を自分で賄わなければいけません。

金銭的な問題以外でも、「仕事をしている」という状態は精神的な安定にも繋がります。しかし治療で仕事を休む日が増えると、会社に居づらくなったり退職を余儀なくされたり・・・。

「ガン患者の3割が退職になっている」という記事が最近出ていましたが、介護の問題と共にガン患者の就労問題は、早急に国や企業に真剣に取り組んでほしい問題ですね。

 

 

定期的な健診をしっかりと。

なんだか検診や保険の啓蒙?ブログみたいになってきてしまいましたが・・・(笑)

若い世代の方は特に、検診をしっかり受けていなかったり、症状を見過ごしていたり、軽視していたりする傾向が強い気がします。

 

ヘビースモーカーの方(12箱)で咳がずっと止らなかったけど、「たばこのせい」と分かっているので放っておいたら、ある日血痰、その後の検査で肺がんのStageⅢだったり・・・。

産後のお母さんでお腹がずっと張っていたけど、「妊娠の影響?」と本人は思い放っておいたらある日に血便、検査の結果大腸がんのStageⅣ、すでに多臓器に転移の状態・・・

なんてことも実際にあります。

 

 

若いからまだ大丈夫!ということはない!

 

私は健康に気を付けているし大丈夫!は大間違いである!

 

病院に勤務していると、つくづく感じる事です。

 

つい面倒で・・・と、定期検診がのびのびになっている方もいるかもしれません。

恥ずかしいから・・・と乳がん検診や子宮ガン・頚がん検診に行かれていない女性もいるかもしれません。

 

しかし、恥ずかしさは面倒くささは一瞬です。苦しさも・・・一瞬です!

実際になってからは本当に大変です。

 

かく言う葉菜も、最近胃カメラを飲んでいないので、次の検診でオプションで付けようと思います!

 

 

今日はあまり心理っぽくないかもしれませんが

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

葉菜

 

なぜ朝霞の行方不明中学生女子は、逃げ出さなかったのか?改めて考えてみました。

こんにちは!葉菜です。

 

埼玉県朝霞市で2014年3月から行方不明だった中学生女子が無事に保護されたニュース。

本当に本当によかったですよね!彼女の勇気ある行動、そして2年間信じて待ち続けた家族や関係者・・・。考えただけでも、こちらの胸が熱くなります。

容疑者である寺内容疑者も捕まり、これから本格的な取り調べが行われます。

この事件の罪は非常に大きく、しっかり法の裁きを受けてほしいものです。

 

さて、ネットやテレビでは

「なぜ2年間もの間、少女は逃げ出さなかったか?」

が話題になり、たくさんの方が意見されていますね。今日はいち心理士として、その辺りを考えてみようと思います。

 

「逃げることが出来なかった」

とあるテレビ局の男性陣は「彼女は賢いし安心していたので逃げなかった」と、彼女が主体的に逃げる選択をしなかったという内容の発言をしたようですね。

これは彼女の状況も気持ちも全然理解できていないゆえの発言だと私は感じてしまいます。またこれらの意見は別の視点も与えてくれていると思います。それは後半書きます。

 

「逃げなかった」のではなく、「逃げられなかった」のではないでしょうか。

では、なぜ逃げられなかったのか?葉菜なりに考えてみます。

 

 

・学習性無力感

テレビでも犯罪心理学の先生などがこの言葉を挙げていました。私も同感です。この学習性無力感とは心理学の用語で「努力を重ねても望む結果が得られない経験・状況が続いた結果、何をしても無意味だと思うようになり、不快な状態を脱する努力を行わなくなることコトバンクより引用)」という意味です。あまり馴染のない言葉かもしれませんが、私たちの日常生活でも多くあることではないでしょうか。

例えば職場。「上司に何度も待遇改善を求める」→「毎回はぐらかされて、上司は取り合ってくれない」→「言っても何も変わらない・意味がないと思う」→「会社・上司に期待することを諦め、何も言わないようになる」・・・。

こういう心境の方、少なくないと思います。

 

彼女も最初は、逃げ出そうと色々画策したことでしょう。しかし多くの脅しや逃亡の失敗(心の中の計画も含め)を繰り返すうちに、「逃げる」という選択肢を諦めた可能性があります。この「諦める」行動の中には絶望感・無力感などが含まれており、決して納得しての結論ではありません。どうしても変えることが出来ない辛い環境に「なんとか適応していくための」苦肉の策、のようなものです。

ではなぜこのような状況に無力感と共に適応しようとするのか・・・それは

「生きるため」

ではないでしょうか。

これ以上の抵抗は自分の命が危なくなる、という危機感。学習性無力感の背景には「生き残るため」という決死の覚悟があるのでは?少なからず今回の中学生女子には、そうだったのではないか・・・と勝手に想像してしまいます。

 

・中学生1年生にとって大学生は「大人」である。

当時の年齢を中学生女子:13歳、寺内容疑者:20歳としましょう。7歳差ですね。大人になると7歳差ってそこまで気にならないと思います。もちろん多少の上下関係はありますが。

ただ学生の時期の7歳差って、ものすごく大きいと思いませんか?私が中学生の時は、親戚の大学生のお姉さんは「大人」でした。かたや中学1年生は、性格的にも能力的にもまだ子どもです。どんなに彼女が賢くても、相手は千葉大の男子学生。知的にもその他の面でも勝てません。寺内容疑者の言葉をまともに受けてしまう年齢だと思います。

 

・逃げたけど「また捕まえられてしまったら・・・」という恐怖。

昨日のtwitterでも少しつぶやきましたが、いじめを苦にした中学生が「なぜ誰にも相談しなかったか?」とか、ブラック企業に勤めていて仕事を苦に自殺を図る会社員に対して「なぜ会社を辞めようとしなかったのか?」と、今回の事件の「なぜ彼女は逃げようとしなかったのか?」の理由はほぼ一緒だと感じています。

それは「その後が怖いから」かな、と。中学生のいじめの場合だと、誰かに相談したことがイジメっ子側にバレて更なるいじめに遭うのではないか・・・という、相談のその後が怖いから誰にも何も言えないわけですよね。

今回の場合だと逃亡が失敗した場合、更なる厳しく辛いことが起きるのではないか・・・という不安が生じていたと考えられます。これはこういう状況になれば誰でもこのような心境になると思います。

 

 

とあるテレビ局男性陣のコメントから見えてくるもの

ネットでは批判が出ていますね。私も同感です。ただ心理士として違うことも考えました。まさにこの心境は

寺内容疑者と同じ心理ではないか

と言うことです。

寺内容疑者は転居先の中野の住居には、特に鍵に細工をしなかったようですね。前の家では彼女が脱走しないように、内側から鍵が開けられないように細工をしていたようですが。

明らかに寺内容疑者にスキがあったわけです

ではなぜ、このようなスキを彼は作ってしまったか。

それは中学生女子が、学習性無力感などの心境から寺内容疑者の元を離れなかったため

「彼女は自分の意思でここにいる、それなりに安心感を持っている」等

テレビ局の男性陣と同じような視点から、中学生女子のことを考えていたからではないかな、と思いました。

 

中学生女子はこれから、周りの方のサポートを受けながら日常生活を取り戻していくことになります。

今は保護直後で久しぶりの両親や親しい人との再会で、少し気分が高揚気味かもしれません。しかししばらくたって、少し生活に落ち着きが出てきたごろから、彼女の「心の折り合い」のプロセスが始まると思います。

とても時間が掛かるものですし、時間を掛けていいものだと思うので、なんとか折り合いを付けてこれからの人生を歩んでほしい、と願わずにはいられません。

 

今日もありがとうございました☆

 

葉菜

相模原の中学生自殺のニュースを見て、イチ心理士として思ったこと。

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こんにちは!葉菜です。

昨日、とても悲しいニュースが報道されました。

両親(継父と実母)からの虐待を苦に親類宅で自殺未遂を図った中学生が、先月末亡くなったというニュース。

テレビ報道ではなんと!両親のインタビューも出ていましたね。あのインタビューはちょっと驚きましたが・・・。

 

このニュースで取り沙汰されている児童相談所(以下「児相」と略します)。その対応に非常に厳しい意見がたくさん寄せられています。

今日は児相のこと、そしてイチ心理士としてこのニュースをどう見ているか等を書いていようと思います。

 

児相の一時保護とは?

ニュースによれば、この生徒は市の担当課からの通報を受けて「通所」扱いになっていたようですね。

「通所」とは当事者の子どもや保護者を児相に通所させ、ケースワーク(社会資源の導入や環境調整など)や心理療法、カウンセリングなどを行い、虐待などの複雑困難な問題にアプローチしていく事です。

昨年の10月に母親が体調を崩して以降、生徒は児相に通所が出来ていなかったということなので、それまでは生徒本人と母親の二人で通所していたことが考えられます。勝手な想像ですがキーパーソンを母親として、暴力がひどい父親と本人の関係修繕に努めていたのでしょうか。

 

児相には「一時保護」というとても大切な機能があることは、みなさんご存じだと思います。

「一時保護」とは原則として子ども本人と保護者同意の元、行われるものです。しかし緊急性が高い場合は、保護者同意がなくても可能です。ただこれは短期間であるからこそ可能なことであり、同意が得られなくても“親権を持つ者は未成年後見人の同意を得るよう十分な調整が必要”とされています。

今回の場合だと保護者が一時保護を拒否したようなので、この場合は“よっぽどの緊急性”がないと緊急性の一時保護には踏み切れないわけです。

 

 

緊急性の判断の難しさ

今回の事件に関してニュースからの情報では非常に不十分なので、何ともいえないところですが・・・ここからは個人的な意見と想像(妄想)になります。

例えば乳幼児が両親から一方的に虐待を受けている場合、これは明らかに緊急度が高い気がします。乳幼児は非力で両親に対して何も抵抗が出来ないからです。

ただ中学生となると、ちょっと話が違ってくる気がします。まず子どもが“どういう子なのか?”ということ。子ども自体に何か(発達障害とか心身の障害とか)あることも考えられます。そうなると実際の虐待以上に“子ども自体にも問題がある故に、子どもが少し過剰に反応している”という判断になる可能性もあると思います。この場合は、緊急性が低くなってしまうのかな?と思いました。

 

 

本人にとっての緊急性をしっかり汲み取ることの大切さ

妄想の域になりますが・・・

ネットでも多数寄せられている意見のようですが、私も「児相の対応」と「子どもの反応」に温度差があるように思います。これは、児相から見る虐待の“程度”と子どもから見る虐待の“程度”に違いが生じている、ということだと思います。

 

自殺した生徒は、自分から夜中コンビニに駆け込んだり、児相に保護を求めたりと自ら積極的にSOSを出していたようですね。とても勇気がいった事だと思います。

ただこの生徒の行動を児相はどうアセスメントしていたか・・・

①この虐待に関して十分理解できる了解可能な反応であるか、または

②生徒が少し過剰に反応していると見ていたか・・・

保護者の了解なしの緊急一時保護をしなかったという点から、葉菜は勝手にですが後者の②の見方だったのかな?なんて思っています。

 

ただ、仮に②の見方だったとして、これが悪いとは一概に言えない現状があると思います。

一時保護という形を取るより、定期的な通所による関わりが良いこともあります。ご理解を得られにくい点かもしれないですが、“本人のニーズを満たすことが良くないこともある”からです。これは精神科領域では一般的な考えです。

 

どういうことか・・・

生徒本人は児童養護施設への入所を希望していたとありますが、児童養護施設への入所は「自他ともに認めるよっぽどのケース」になります。各地域から集まる選りすぐりの複雑困難な問題を抱えた子どもが入所するところです。

子ども本人がいくら望んでいても、児相などが“施設入所よりももっと出来ることがある”という判断になった場合、まずそちらのアプローチから行われると思います。中途半端に「一時入所」という本人のニーズを満たしてしまうと、子ども本人の“まだ出来ることがある事へのモチベーションが下がってしまう可能性”があるからです。

今回の事件も、児相はこんなアセスメントをしていたのではないかな?と勝手に思いました。

 

個人的な児相の対応の疑問点

  1. この自殺した生徒から見た、両親からの虐待の「主観的苦痛」の程度
  2. この生徒の心の耐性と衝動性

この2つのアセスメントについてです。自殺(衝動性)はどの程度推測されていたのでしょうか。完璧な予測することは困難だと思いますが... 

情報量が非常に限られての葉菜の意見ですので、今後出てくる情報によっては的外れなものになるかもしれません。

 

虐待などに苦しむ子供の最後の砦が児童相談所。今後も児相の働きに大きな期待を持っていますし、被る領域で活動する葉菜としても、自分の行動をしっかり振り返っていきたいと感じています。

 

非常に長くなりましたが、今現在の報道からはこんなことを思っています。

 

 

最期まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

葉菜